

来たる2025年11月12日(水)より"Masanori MAEDA between and beyond"前田正憲個展を開催致します。 当廊では2022年以来、2回目の現代美術作家・前田正憲氏による個展となります。個展タイトルにもなっている「between and beyond」、「間と向こう側」と意味しますが、色彩とフォルムで表現される前田正憲氏の作品は「間」の観方がひとつのポイントになると思います。私、個人的な解釈で作品を観させて頂くと、今回の個展で展観致します新作untitledのシリーズは絵描かれたフォルムや色を「間」ととらえると、本来の「間」と思われる部分に面白いフォルムが見えて来て、時間による光の当たり具合、作品を観る位置、距離によって景色が変わり、作品の表情が変わる飽きの来ない作品に仕上がってると思います。前田正憲氏は長年研究されておられる日本画絵具で制作なされてますが、絵具だけでなく日本画を絵描く上で大切な「間と運筆」をも研究なされていることが画面から視えて来ます。絵描かれたフォルムにはさざ波のようなマチエールが描きこまれ、淡い色彩なのに美術品特有の重厚感は制作にたいへん時間をかけておられることが垣間見えます。新シリーズ"untitled"、前回個展から引き続き研究されております"area of colors"シリーズの2シリーズにて展観致します。 画像と文章ではお伝えきれない前田正憲氏の芸術を是非、ご高覧下されば幸いです。 株式会社マエダ・ヒロミ アートギャラリー 代表取締役 前田 博巳
